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寅さんに演歌、なんと古墳まで

渥美清主演の映画『男はつらいよ』の舞台として知られる葛飾区柴又は、実は歴史にあふれる街でもあります。作品にもたびたび登場する柴又帝釈天(経栄山題経寺)は江戸時代初期の創建で、奈良時代から室町時代にかけての仏像が多数安置されています。その一方で建築物の大部分は明治から昭和の間に建てられたものであり、境内はさながら日本史の縮図のような様相を示しています。その周辺にも、歴史的に注目すべきスポットがいくつかあります。東を流れる江戸川で運航されているのが、細川たかしのヒット曲でも有名な矢切の渡しです。江戸時代から続く手漕ぎの船で、今も対岸の千葉県側との間をゆっくりと結んでいます。また、そばにある山本亭は大正期の豊かな住宅建築を現代に伝える貴重な遺産であり、帝釈天の参道には懐かしい昭和の風景を色濃く残す門前町が広がっています。このように柴又では、比較的身近なものとして歴史を実際に体感できる名所が多いのが特徴です。しかし、決してそれだけではありません。ここまで紹介してきたスポットとは少し離れた場所に、柴又八幡神社というお宮があります。その由縁は定かではないのですが、この神社はなんと前方後円墳の上に建っているのです。6世紀後半のものと推定される古墳からは、過去の発掘調査で遺骨や埴輪・刀剣などが見つかっています。柴又ではあまり古い時代の歴史はよくわかっていませんが、この発見により古代から重要な土地であったことが推測されます。

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